逃げ恥を見ていて思った専業主婦願望について
最近は逃げるが恥だが役に立つというドラマを見ている。
最初はガッキーがかわいいだけのドラマ化と思っていたけれど、星野源の童貞演技が意外にもうまくてついつい見入ってしまった。
もう時代はこてこての恋愛ドラマをやる月9ではなく、少し色物の笑いを入れてくる
火10の方に需要があるんじゃないかなあとぼんやり見ながら思ったりしている。
このドラマでガッキーは最初は家事全般を行うメイドさんのような役割をはたしてお金をもらっているけれど、そこから契約結婚へ進み、最終的には本当に好きあって本当に結婚するという流れだと思う。
ここではガッキーはほぼ専業主婦であり、意欲的に家事をこなしている。
正直ガッキーでなくてもここまで完璧に家事をこなしていたら惚れるんじゃないかというくらいしっかりと「働いている」。
ところで最近の20代の女性はというと、あんなに世間は男女平等とか女性の社会進出とか言われていたのに専業主婦を希望する人が多いらしい。
その理由が「なんとなく楽そう」とか「社会に出たくない」などの消極的なものばかりなのがますますなんとも言えない。
なんでだろう?
この20年くらいで実際に社会に進出した女性が仕事に追われている姿を見て、思い描いていた仕事も遊びも楽しむOLというのは意外に幻想だったということに気づいたのかもしれない。
これは実に合理的な判断と思う。
社会に出て仕事をするということは(僕はまだ社会に出ていないのでここからは想像だ)責任も持たなければいけないし、時間も奪われるしで、自分を成長させられることと、お金が稼げるということ以外にあまりいいことはない。(と思う。繰り返すが僕はまだ社会に出ていない。実際どうなんですか?)
自己実現欲の弱い人にとって、社会に出て仕事をすることと家で専業主婦をすることを比べた時に前者を選ぶメリットはほぼないだろう…
今までは自己実現をしなくてもよかった(別にしてもいいが)のに、急に仕事をするためにたゆまぬ自己実現に励めと言われても困る。
専業主婦になりたいという願望が強くなるのも当たり前だと思う。
実際僕らも目の前に専業主夫という職業がぶら下がっていたら飛びつく。家で家事をしていれば養ってくれる女性が現れたら僕は尻尾を振ってついていく。非常に魅力的である。
一億総活躍社会はやっぱり幻だったのかもしれない。
活躍を支える側の人も必要だね。